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2024/11/04 16:37

中国大引:上海総合1.2%高で反発、ハイテクと自動車などに買い 無料記事

 週明け4日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.19ポイント(1.17%)高の3310.21ポイントと反発した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国で4〜8日に開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第12回会議では、10兆人民元規模の財政政策が打ち出されるとの観測が強まっている。また、官民で公表された景況感指数の上振れも改めて材料視された。あす5日に投開票される米大統領選や(結果判明は早ければ7日)、対外関係の悪化などを懸念し朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は程なくプラスに転じ、引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)がストップ(10.0%)高、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が6.4%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.8%高、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が4.0%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.0%高で引けた。
 自動車株もしっかり。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.0%、広州汽車集団(601238/SH)が3.7%、長城汽車(601633/SH)と北汽福田汽車(600166/SH)がそろって3.1%ずつ上昇した。軍事関連株、食品・酒造株、医薬株、素材株、金融株なども買われている。
 半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が4.8%、金地集団(600383/SH)が3.8%、新城控股集団(601155/SH)が1.8%ずつ下落した。エネルギー株、海運株、公益株の一角も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.31ポイント(1.20%)高の279.47ポイント、深センB株指数が12.30ポイント(1.00%)高の1245.32ポイントで終了した。




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