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2024/07/09 11:07

本土株:上海総合は0.1%高で反発、深センB株は0.3%高 無料記事

 9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時41分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.20ポイント(0.11%)高の2925.65ポイントと5日ぶりに反発している。
 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで4日続落し、足元では約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。金融緩和の期待も高まる。中国の証券アナリストらは、中国の金融当局が流動性を確保するため、第3四半期(7〜9月)に預金準備率を引き下げる可能性があると指摘した。ほか、中国で中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が15〜18日に開かれることも経済対策の期待感につながる状況だ。
 ただ、上値は限定的。中国の内需不振や、対外関係の悪化が引き続き重しとなっている。また、本土で10日に6月の物価統計、12日に6月の貿易統計、15日に6月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、第2四半期のGDP成長率、15日までに6月の金融統計が公表されることも気がかり材料だ。
 主要銘柄の値上がり率は、上海国際機場(600009/SH)が3.0%、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.9%、中国アルミ(601600/SH)が1.8%、富士康工業互聯網(601138/SH)が1.4%、華泰証券(601688/SH)が1.3%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.60ポイント(0.26%)安の228.01ポイント、深センB株指数が2.98ポイント(0.27%)高の1115.98ポイントで推移している。


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