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2024/04/29 17:39

香港大引:ハンセン0.5%高で6日続伸、中国不動産セクター急伸 無料記事

 週明け29日の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比95.76ポイント(0.54%)高の17746.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.10ポイント(0.21%)高の6282.86ポイントと6日続伸した(ハンセン指数は約5カ月ぶりの高値)。売買代金は1634億1700万香港ドルに拡大し、連日で今年最大を記録している(26日は1572億4220万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が相場を押し上げる流れ。不動産支援の動きが各地に広がっている。四川省の省都、成都市は28日、住宅購入規制を全面的に撤廃すると発表した。これより先には、蘇州市、長沙市など複数の二線都市が住宅購入規制を撤廃。中信建投証券は最新リポートで、今後さらに多くの都市が規制緩和に動くと予想している。ただ、上値は重い。あす30日(日本時間午前10時30分ごろ)に発表される4月の購買担当者指数(PMI、国家統計局などが集計)が気がかりだ。最新の市場コンセンサスでは、製造業PMIが50.8→50.3、非製造業PMIが53.0→52.3に低下すると予想されている。また、27日に報告された中国工業企業の利益総額は今年1〜3月に前年同期比で4.3%増にとどまり、1〜2月の10.2%増から大幅に鈍化した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が11.0%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が7.1%高、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が6.1%高と上げが目立った。AIAについては、自社株買い枠の拡大が支援材料となっている。また、今年第1四半期(1〜3月)の新契約価値が前年同期比27%増の13億2700万米ドル(約2090億円)に拡大し、同期としては過去最高を記録したこともプラスだ。
 セクター別では、中国の不動産が急伸。上記した銘柄のほか、世茂集団HD(813/HK)が60.6%高、合景泰富地産HD(1813/HK)が29.3%高、融創中国HD(1918/HK)が28.3%高、遠洋集団HD(3377/HK)が22.8%高で引けた。
 自動車セクターも高い。中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が12.0%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が8.2%、蔚来集団(9866/HK)が2.6%、理想汽車(2015/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 中国の銀行・保険セクターもしっかり。中国銀行(3988/HK)が4.9%高、交通銀行(3328/HK)が3.5%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.3%高、中国平安保険(2318/HK)が2.2%高で取引を終えた。
 半面、産金・非鉄セクターはさえない。山東黄金鉱業(1787/HK)が3.8%、中国黄金国際資源(2099/HK)が3.4%、中国宏橋集団(1378/HK)が3.3%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.9%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.79%高の3113.04ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。ハイテク株、医薬株、消費関連株、素材株、金融株、インフラ関連株なども買われた。半面、石油・石炭株は安い。公益株、産金株、非鉄株、運輸株も売られた。


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