2025/08/14 13:34
香港前場:ハンセン0.1%安で4日ぶり反落、上海総合0.2%上昇 
14日前場の香港マーケットは、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比15.82ポイント(0.06%)安の25597.85ポイントと4日ぶりに反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は16.27ポイント(0.18%)高の9166.32ポイントと3日続伸した。売買代金は1628億290万香港ドルに拡大している(13日前場は1437億8500万香港ドル)。
指標発表が警戒される流れ。中国ではあす15日、7月の小売売上高や鉱工業生産、1〜7月の鉱工業生産や不動産投資などが公表される予定だ。いずれも前回から低下すると予想されている。融資下振れも逆風。前日引け後に公表された7月の中国金融統計では、人民元建て新規融資額が前年同月比で500億人民元減少し、2005年7月以来のマイナスとなった(市場予想は3000億人民元の増加)。米長期金利の低下や、中国の政策に対する期待感などで、指数は高く始まったものの、上値は重く、前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が4.4%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が3.6%安、オンラインゲーム中国大手の網易(ネットイース:9999/HK)が3.3%安と下げが目立った。レノボの4〜6月期決算は利益が倍増し、売上高は過去最高を記録したものの、全体の粗利益率が低下し、業績の先行きが不安視されている。
セクター別では、自動車が安い。吉利汽車HD(175/HK)が2.5%、小鵬汽車(9868/HK)が2.0%、蔚来集団(9866/HK)が1.8%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%ずつ下落した。
スマートフォン組立・部材の銘柄群もさえない。BYDエレクのほか、富智康集団(2038/HK)が1.7%安、高偉電子(1415/HK)が5.0%安、瑞声科技HD(2018/HK)が2.5%安、舜宇光学科技(2382/HK)が1.6%安で前場取引を終えた。
建材・鉄鋼セクターも売られる。中国西部水泥(2233/HK)が3.0%安、華潤建材科技HD(1313/HK)が2.0%安、鞍鋼(347/HK)が3.0%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.6%安で引けた。
半面、中国の保険セクターは高い。中国太平洋保険集団(2601/HK)が5.1%、新華人寿保険(1336/HK)が4.8%、中国人寿保険(2628/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって3.9%ずつ上昇した。
不動産セクターも物色される。華潤置地(1109/HK)が3.1%高、中国海外発展(688/HK)が2.8%高、融創中国HD(1918/HK)が2.7%高、広州富力地産(2777/HK)が2.4%高と値を上げた。
他の個別株動向では、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.4%高。同社が前日引け後に公表した4〜6月期決算は、調整後利益が前年同期比で10.0%増加し、市場予想を上回っている。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.20%高の3690.88ポイントで前場取引を終了した。金融が高い。半導体、不動産、公益、医薬なども買われた。半面、自動車は安い。資源・素材、インフラ関連も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
指標発表が警戒される流れ。中国ではあす15日、7月の小売売上高や鉱工業生産、1〜7月の鉱工業生産や不動産投資などが公表される予定だ。いずれも前回から低下すると予想されている。融資下振れも逆風。前日引け後に公表された7月の中国金融統計では、人民元建て新規融資額が前年同月比で500億人民元減少し、2005年7月以来のマイナスとなった(市場予想は3000億人民元の増加)。米長期金利の低下や、中国の政策に対する期待感などで、指数は高く始まったものの、上値は重く、前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が4.4%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が3.6%安、オンラインゲーム中国大手の網易(ネットイース:9999/HK)が3.3%安と下げが目立った。レノボの4〜6月期決算は利益が倍増し、売上高は過去最高を記録したものの、全体の粗利益率が低下し、業績の先行きが不安視されている。
セクター別では、自動車が安い。吉利汽車HD(175/HK)が2.5%、小鵬汽車(9868/HK)が2.0%、蔚来集団(9866/HK)が1.8%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%ずつ下落した。
スマートフォン組立・部材の銘柄群もさえない。BYDエレクのほか、富智康集団(2038/HK)が1.7%安、高偉電子(1415/HK)が5.0%安、瑞声科技HD(2018/HK)が2.5%安、舜宇光学科技(2382/HK)が1.6%安で前場取引を終えた。
建材・鉄鋼セクターも売られる。中国西部水泥(2233/HK)が3.0%安、華潤建材科技HD(1313/HK)が2.0%安、鞍鋼(347/HK)が3.0%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.6%安で引けた。
半面、中国の保険セクターは高い。中国太平洋保険集団(2601/HK)が5.1%、新華人寿保険(1336/HK)が4.8%、中国人寿保険(2628/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって3.9%ずつ上昇した。
不動産セクターも物色される。華潤置地(1109/HK)が3.1%高、中国海外発展(688/HK)が2.8%高、融創中国HD(1918/HK)が2.7%高、広州富力地産(2777/HK)が2.4%高と値を上げた。
他の個別株動向では、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.4%高。同社が前日引け後に公表した4〜6月期決算は、調整後利益が前年同期比で10.0%増加し、市場予想を上回っている。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.20%高の3690.88ポイントで前場取引を終了した。金融が高い。半導体、不動産、公益、医薬なども買われた。半面、自動車は安い。資源・素材、インフラ関連も買われた。
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