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2025/03/12 13:23 NEW!!

香港前場:ハンセン0.7%安で4日続落、上海総合は0.1%下落 無料記事

 12日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比158.59ポイント(0.67%)安の23623.55ポイント4日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が54.81ポイント(0.63%)安の8700.56ポイントと反落した。売買代金は1362億3810万香港ドルに縮小している(11日前場は1770億2530万香港ドル)。
 投資家のリスク回避スタンスが優勢となる流れ。「トランプ関税」に端を発した貿易戦争で、世界経済に下押し圧力がかかると不安視されている。米ホワイトハウスの報道官は、「鉄鋼・アルミニウム製品などへの25%追加関税は、例外や適用除外もなく、全ての貿易相手国に12日午前0時に発動する」と述べた。もっとも、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が支えとなっている。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が11日に閉幕し、今後は具体的な景気支援策が発表される見通しだ。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が5.0%安、政府系の華潤ビールHD(291/HK)が3.7%安、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が3.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、オンライン医療サービス関連が安い。京東健康のほか、訊飛医療科技(2506/HK)が3.2%、阿里健康信息技術(241/HK)が3.1%、医渡科技(2158/HK)が2.4%ずつ下落した。
 半導体やクラウドの銘柄もさえない。上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.8%安、蘇州貝克微電子(2149/HK)が2.4%安、晶門半導体(2878/HK)が1.8%安、微盟集団(2013/HK)が2.8%安、万国数拠HD(9698/HK)が2.6%安、金蝶国際軟件集団(268/HK)が1.9%安で引けた。
 半面、自動車セクターは高い。長城汽車(2333/HK)が11.2%、蔚来集団(9866/HK)が7.9%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が5.1%、比亜迪(1211/HK)が2.2%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14%安の3375.17ポイントで前場取引を終了した。医薬が安い。資源・素材、食品飲料や酒造の消費関連、不動産、公益、空運、軍需産業なども売られた。半面、ハイテクは高い。自動車、証券、海運も買われた。



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