/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2025/04/03 13:26

香港前場:ハンセン1.6%安で続落、上海総合は0.5%下落 無料記事

 3日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比366.62ポイント(1.58%)安の22835.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が122.63ポイント(1.44%)安の8408.88ポイントと続落した。売買代金は1639億7140万香港ドルに拡大している(2日前場は1302億2300万香港ドル)。
 投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。米高関税政策が世界経済を冷やすと危惧されている。トランプ米大統領は2日(日本時間3日早朝)、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」について詳細を発表。国別では、中国に34%、韓国に25%、日本に24%、EU(欧州連合)に20%などと税率は想定を超えたとの見方が広がっている。中国にはすでに20%の関税が課せられているため、あわせて54%の関税。トランプ氏が大統領選で公約に掲げていた中国への関税賦課60%に近づいたことになる。米中対立の激化も警戒。トランプ氏は2日、中国本土と香港からの小口輸入品(800米ドル以下)に対する関税免除措置を廃止する大統領令に署名した。また、外電は2日、「中国が国内企業による米国投資を制限しているもよう」などと報じている。なお、清明節の祝日で、香港市場と本土市場はあす4日が休場。週明け7日に取引再開する。(亜州リサーチ編集部)
 米向けに製品を輸出する銘柄群に売りが先行。ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が13.8%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が10.8%安、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が7.6%安、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が7.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、海運が安い。海豊国際HD(1308/HK)が12.2%、中遠海運HD(1919/HK)が7.3%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が7.2%、東方海外(316/HK)が5.6%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が4.7%安、広州汽車集団(2238/HK)が3.4%安、蔚来集団(9866/HK)が3.2%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.3%安で引けた。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群も急落。高偉電子(1415/HK)が15.0%安、瑞声科技HD(2018/HK)が14.7%安、丘タイ科技(1478/HK)が10.3%安、舜宇光学科技(2382/HK)が7.2%安、比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が8.5%安と値を下げた。テック銘柄の下げがきつく、ハンセン科技(テック)指数は2.2%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
 半面、中国不動産セクターの一角はしっかり。融創中国HD(1918/HK)が2.7%高、万科企業(2202/HK)が2.5%高、世茂集団HD(813/HK)が2.4%高、遠洋集団HD(3377/HK)が1.9%高、で前場取引を終えた。
 本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3333.10ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが安い。海運、自動車、資源・素材、医薬なども売られた。半面、不動産は高い。銀行、公益、食品飲料・酒造も買われた。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース