19日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時38分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.78ポイント（0.08％）高の3327.27ポイントと反発している。
　中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国当局は民営企業の支援スタンスを鮮明化している。国家発展改革委員会の鄭備・副主任は18日、民間企業が直面する課題に対処する政策がこれから実施されると述べた。また、このところアナリストは相次いで、中国株マーケットの強気論を展開していることも追い風となっている。
　ただ、人民元安の警戒感などで上値は限定的。中国人民銀行（中央銀行）は19日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元安方向へと設定した。外国為替市場では、対米ドルでの人民元安が進んでいる。
　主要銘柄の値上がり率は、北京兆易創新科技（603986/SH）が3.3％、上海韋爾半導体（603501/SH）が2.5％、三一重工（600031/SH）が2.2％、上海電気集団（601727/SH）が2.0％、内蒙古伊利実業集団（600887/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.25ポイント（0.09％）高の264.11ポイント、深センB株指数が1.00ポイント（0.08％）高の1218.21ポイントで推移している。


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