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2026/01/14 17:41 NEW!!

香港大引:ハンセン0.6%高で4日続伸、アリババ・ヘルス19.0%上昇 無料記事

 14日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比151.34ポイント(0.56%)高の26999.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が30.15ポイント(0.32%)高の9315.56ポイントと4日続伸した。ハンセン指数は昨年11月13日以来、約2カ月ぶりの高値を切り上げている。売買代金は3403億9340万香港ドル(約6兆9474億円)に拡大した(13日は3151億9250万香港ドル)。
 投資家のリスク選好が継続する流れ。中国政府が打ち出した財政政策や、金融緩和の見通しなどが続き買い安心感につながっている。李強・首相が主宰した9日の国務院(内閣に相当)常務会議では、財政と金融が協調した一連の内需促進策を実施する方針を決定。消費と投資の拡大を促す狙いだ。一方、14日公表された12月の中国貿易統計では、米ドル建ての輸出と輸入が予想を大幅に上回り前月から改善した実態が明らかにされている。中国経済の先行きも楽観された。ただ、上値は限定的。中国の証券当局が14日、信用取引規制を強化する中、高く推移していた本土株がマイナスに転じたことなどが重しだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が19.0%高、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が9.2%高、中国ミネラルウォーター最大手の農夫山泉(9633/HK)が6.0%高と上げが目立った。海底撈については、創業者の張勇氏が最高経営責任者(CEO)に復帰したことが刺激材料。張氏は一代で業界ナンバーワンの火鍋事業を築いただけに、その手腕で業績回復も進むと期待された。一方、香港の金融大手、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)は親会社のHSBC(5/HK)による非公開化により本日が最終売買。前日比変わらずの154.30香港ドルで取引を終えた。これにより、ハンセン指数の構成銘柄数は、あす15日から88に減少する運びとなる。
 セクター別では、医療サービスや医療機器のメディカル関連が高い。阿里健康信息技術のほか、医渡科技(2158/HK)が7.0%、平安健康医療科技(1833/HK)が5.1%、深セン市精鋒医療科技(2675/HK)が11.0%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が8.6%、微創医療科学(853/HK)が5.2%ずつ上昇した。市場関係者の間では、医療分野で人工知能(AI)の応用が進み、サービスが改善しているとの見方が広がっている。
 消費セクターもしっかり。海底撈や農夫山泉のほか、冷凍食品の安井食品集団(2648/HK)が3.3%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が3.2%高、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が2.2%高、自動車ディーラーの中升集団HD(881/HK)が1.8%高で引けた。
 半面、自動車セクターは安い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.2%、奇瑞汽車(9973/HK)が3.3%、蔚来集団(9866/HK)が3.1%ずつ下落した。そのほか、自動運転システムの文遠知行(800/HK)が7.4%安、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が4.0%安と値を下げている。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.30%安の4126.09ポイントで取引を終了した。銀行・保険が下げを主導。医薬、不動産、エネルギー、公益、消費関連、自動車、インフラ関連、運輸、メディア関連株ども売られた。半面、ハイテクは高い。非鉄・産金も買われた。

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