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2026/01/05 17:52

香港大引:ハンセン0.03%高で続伸、ベネズエラ情勢にらみ方向感を欠く 無料記事

 週明け5日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比8.77ポイント(0.03%)高の26347.24ポイントと小幅に続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は20.52ポイント(0.22%)安の9148.47ポイントと反落した。売買代金は2834億6230万香港ドル(約5兆7145億円)に拡大している(2日は1408億6390万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。今年は第15次5カ年計画の初年度に当たるため、当局が景気支援のスタンスを強めるとの見方だ。また、市場には預金準備率や政策金利が今月内にも引き下げられるとの観測が広がっている。
 ただ、全体としては方向感を欠く。ベネズエラ情勢が気がかりだ。トランプ米大統領は3日、反米左派政権が率いる原油埋蔵量世界一のベネズエラに大規模攻撃を実施し、マドゥロ大統領夫妻を拘束したことを明らかにした。同国産原油の大半を輸入する中国の外交部は4日、米国の覇権行為は国際法に著しく違反しているとして、深刻な懸念を表明し、大統領夫妻の即時解放を求めるとの報道官談話を発表している。中国は長年ベネズエラに大規模投資しているため、状況次第では投資が目減りするとの不安も漂った。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が11.1%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が6.1%高、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が5.1%高と上げが目立っている。快手については、同社のAI関連製品が業績の拡大に寄与するとの分析が改めて評価されているもようだ。
 セクター別では、中国の不動産が高い。中国金茂HD(817/HK)が6.5%、華潤置地(1109/HK)が5.1%、龍湖集団HD(960/HK)が4.8%、融創中国HD(1918/HK)が3.1%ずつ上昇した。
 医薬セクターも急伸。三生製薬(1530/HK)が5.7%高、百済神州(6160/HK)が5.3%高、石薬集団(1093/HK)が4.8%高、康希諾生物(6185/HK)が4.1%高で取引を終えた。
 中国の保険セクターも物色される。新華人寿保険(1336/HK)が5.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.0%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.4%高、中国平安保険(2318/HK)が2.7%高と値を上げた。
 半面、自動車セクターは安い。長城汽車(2333/HK)が6.2%、蔚来集団(9866/HK)が6.0%、小鵬汽車(9868/HK)が4.6%、奇瑞汽車(9973/HK)が4.0%ずつ下落した。
 石油・石炭セクターもさえない。中国石油天然気(857/HK)が3.5%安、中国海洋石油(883/HK)が3.3%安、中国神華能源(1088/HK)が1.9%安、中国中煤能源(1898/HK)が1.8%安で引けた。
 本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.38%高の4023.42ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。医薬、軍需産業、保険、消費、自動車、産金・非鉄、インフラ建設なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、運輸も売られた。

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