2025/12/08 17:39 NEW!!
香港大引:ハンセン1.2%安で3日ぶり反落、ポップマート8.5%下落 
週明け8日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比319.72ポイント(1.23%)安の25765.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が114.77ポイント(1.25%)安の9083.53ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は2062億3030万香港ドル(約4兆1142億円)となっている(5日は2104億7260万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米国では10日(日本時間11日未明)、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。0.25%の追加利下げが決定されるとの見通しだが、その後の記者会見で、パウエルFRB議長が2026年の金融政策にどう言及するかが気がかりだ。また、中国では10日に11月の物価統計、週明け15日に同月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。内容を見極めたいとして買いが手控えられた。
一方、取引時間中に公表された11月の中国貿易統計は、米ドル建て輸出が予想(4.0%増)を上回る5.9%増に拡大したが、米ドル建て輸入は予想(3.0%増)を下回る1.9%増に伸び悩んでいる。内需の弱さを示す内容と受け止められた。指数は中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が8.5%安、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が7.0%安、本土大手行の中国建設銀行(939/HK)が4.0%安と下げが目立った。ポップマートに関しては、世界を席巻した主力商品「ラブブ」の米ブラックフライデー商戦販売が予想を下回った可能性があると伝えられたことも嫌気された。信達生物は本日付でハンセン指数構成銘柄に新規組み入れ。除外銘柄はなかったため、構成銘柄は88→89に増加している。
セクター別では、中国の銀行が安い。中国建設銀行のほか、中国工商銀行(1398/HK)と招商銀行(3968/HK)がそろって3.5%、中国銀行(3988/HK)が2.6%ずつ下落した。
産金セクターもさえない。招金鉱業(1818/HK)が3.5%安、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.2%安、霊宝黄金(3330/HK)が1.6%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が1.3%安で引けた。
半面、中国証券セクターは物色される。華泰証券(6886/HK)が5.2%高、広発証券(1776/HK)が3.1%高、国泰海通証券(2611/HK)が2.7%高、中信証券(6030/HK)が1.7%高と値を上げた。市場活性化が期待される。中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清・主席が先週末、優良証券会社に対し、レバレッジ規制を一部緩和する方針と表明した。
半導体セクターも高い。華虹半導体(1347/HK)が4.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が3.8%、上海復旦微電子集団(1385/HK))が3.1%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.9%ずつ上昇した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.55%高の3924.08ポイントで取引を終了した。証券が高い。ハイテク、保険、不動産、医薬、素材なども買われた。半面、エネルギー関連は安い。自動車、消費関連、公益、銀行の一角も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米国では10日(日本時間11日未明)、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。0.25%の追加利下げが決定されるとの見通しだが、その後の記者会見で、パウエルFRB議長が2026年の金融政策にどう言及するかが気がかりだ。また、中国では10日に11月の物価統計、週明け15日に同月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。内容を見極めたいとして買いが手控えられた。
一方、取引時間中に公表された11月の中国貿易統計は、米ドル建て輸出が予想(4.0%増)を上回る5.9%増に拡大したが、米ドル建て輸入は予想(3.0%増)を下回る1.9%増に伸び悩んでいる。内需の弱さを示す内容と受け止められた。指数は中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が8.5%安、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が7.0%安、本土大手行の中国建設銀行(939/HK)が4.0%安と下げが目立った。ポップマートに関しては、世界を席巻した主力商品「ラブブ」の米ブラックフライデー商戦販売が予想を下回った可能性があると伝えられたことも嫌気された。信達生物は本日付でハンセン指数構成銘柄に新規組み入れ。除外銘柄はなかったため、構成銘柄は88→89に増加している。
セクター別では、中国の銀行が安い。中国建設銀行のほか、中国工商銀行(1398/HK)と招商銀行(3968/HK)がそろって3.5%、中国銀行(3988/HK)が2.6%ずつ下落した。
産金セクターもさえない。招金鉱業(1818/HK)が3.5%安、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.2%安、霊宝黄金(3330/HK)が1.6%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が1.3%安で引けた。
半面、中国証券セクターは物色される。華泰証券(6886/HK)が5.2%高、広発証券(1776/HK)が3.1%高、国泰海通証券(2611/HK)が2.7%高、中信証券(6030/HK)が1.7%高と値を上げた。市場活性化が期待される。中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清・主席が先週末、優良証券会社に対し、レバレッジ規制を一部緩和する方針と表明した。
半導体セクターも高い。華虹半導体(1347/HK)が4.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が3.8%、上海復旦微電子集団(1385/HK))が3.1%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.9%ずつ上昇した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.55%高の3924.08ポイントで取引を終了した。証券が高い。ハイテク、保険、不動産、医薬、素材なども買われた。半面、エネルギー関連は安い。自動車、消費関連、公益、銀行の一角も売られた。
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