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2026/03/17 17:34 NEW!!

香港大引:ハンセン0.1%高で小幅続伸、吉利が4.6%上昇 無料記事

 17日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比34.52ポイント(0.13%)高の25868.54ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が10.41ポイント(0.12%)高の8826.73ポイントと小幅に続伸した。売買代金は2682億5880万香港ドル(約5兆4483億円)となっている(16日は2644億5340万香港ドル)。
 原油供給不安の後退が相場を支える流れ。米国・イスラエルとイランの戦争は続いているが、ベッセント米財務長官は16日、事実上閉鎖されていた「オイルロード」要衝のホルムズ海峡で中国やインドなどのタンカーが運航を再開していると発言した。世界的な原油供給確保のため、米国はイランの石油タンカーによる海峡航行も容認していると述べている。また、1〜2月の中国経済統計が概ね良好だったことも引き続き支えとなった。中国景気の持ち直しが意識されている。ただ、上値は重い。過度な原油供給不安が薄らいだとはいえ、中東情勢を巡る不透明感は依然としてくすぶっている。昨夜に上昇一服していたWTI原油先物は、日本時間17日の時間外取引で再び騰勢を強めた。引けにかけてハンセン指数などが上げ幅を削っている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.6%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)と不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)がそろって4.4%高と上げが目立った。吉利については、GPU大手の米エヌビディアが16日、自動運転車(AV)開発向けプラットフォーム「ドライブ・ハイペリオン(DRIVE Hyperion)」の採用企業に同社も挙げたことが支援材料。業容拡大の期待も高まった。
 セクター別では、中国の不動産が高い。龍湖などのほか、旭輝(884/HK)が5.6%、遠洋集団HD(3377/HK)が3.9%、融創中国HD(1918/HK)が3.4%、中国海外発展(688/HK)が2.8%ずつ上昇した。前日公表された不動産関連の統計では、1〜2月の全国不動産開発投資額(名目ベース)が中国全体で前年同期比11.1%減とマイナスが続いたものの、減少率は25年通年の17.2%から縮小し、市場予想(19.3%減)より小幅に収まっている。
 自動車セクターもしっかり。吉利のほか、奇瑞汽車(9973/HK)が5.5%高、理想汽車(2015/HK)が2.0%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.9%高で引けた。零ホウに関しては、通期決算が初めて黒字になったことも材料視された。
 半面、半導体セクターはさえない。兆易創新科技集団(3986/HK)が6.4%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.7%、ASMPT(522/HK)が3.4%、華虹半導体(1347/HK)が3.3%ずつ下落した。そのほか、ネット株の一角も値を下げ、ハンセン科技(テック)指数は0.1%逆行安している。
 本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.85%安の4049.91ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。電力、宇宙・軍需産業、インフラ建設、自動車、資源・素材の一角なども売られた。半面、金融は高い。医薬、消費関連、産金、不動産、空運も買われた。


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