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2025/12/31 16:30

中国大引:上海総合0.1%高で反発、年間では18.4%上昇 無料記事

 31日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比3.72ポイント(0.09%)高の3968.84ポイントと反発した。年間では18.41%上昇。年間騰落のプラスは2年連続となる(24年は12.67%上昇)。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国国家発展改革委員会(発改委)が31日、総額で約2950億人民元(約6兆6050億円)規模の二大建設プロジェクトを含む2026年の早期投資計画を発表した。それより先、先週末に開かれた全国財政工作会議では、「より積極的な財政政策を実施する」という方針が示されている。中国景況感の改善もプラス。寄り付き直後に国家統計局が公表した12月の製造業PMIは50.1と市場予想(49.2)を上回り、景況判断の境目となる50を9カ月ぶりに回復した。もっとも、全体としては上値が重い。市場参加者が減少する中、様子見ムードも漂っている。本土市場はきょうが年内最終取引日で、あす1月1〜2日が正月連休だ。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、非鉄・産金の上げが目立つ。江西銅業(600362/SH)が9.3%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.5%高、中国アルミ(601600/SH)が1.9%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.1%高で引けた。2025年の非鉄や金の先物相場が大幅に上昇する中、業績期待も高まっている。
 空運株も高い。吉祥航空(603885/SH)が7.2%、中国東方航空(600115/SH)が5.8%、中国南方航空(600029/SH)が4.6%、中国国際航空(601111/SH)と春秋航空(601021/SH)がそろって3.3%ずつ上昇した。人民元高が追い風。対米ドルのオフショア人民元は上昇基調が進み、2023年以来の水準で推移している。空運各社は航空機や燃油などを主にドル建てで購入しているため、実質コストが下がると期待された。
 軍需産業株も物色される。衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)や衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)が1.8%高で取引を終えた。中国軍が台湾周辺で大規模な軍事演習を実施したことで、投資家に注目が集まっている。そのほか、インフラ建設株、不動産株、メディア・娯楽株、銀行株なども買われた。
 半面、ハイテク株はさえない。プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)が4.2%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.4%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が3.3%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)がそろって2.7%ずつ下落した。医薬株、自動車株、消費関連株、公益株、保険・証券株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント(0.12%)安の253.82ポイント、深センB株指数が1.29ポイント(0.10%)高の1264.68ポイントで終了した。


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