2025/09/18 16:40 NEW!!
中国大引:上海総合1.2%安で3日ぶり反落、ハイテク株は逆行高 
18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比44.69ポイント(1.15%)安の3831.66ポイントと3日ぶりに反落した。
中国経済の鈍化懸念が重しとなる流れ。中国国家統計局が17日公表した8月の若年失業率(16〜24歳)は、学生を統計の調査対象から外した2023年12月以降で最悪の18.9%を記録した。これまでに発表された経済統計では、8月の小売売上高や鉱工業生産が市場予想を下回り、1〜8月の不動産開発投資は縮小率が拡大している。また、ショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡り、トランプ米大統領と習近平・国家主席が19日に協議するため、様子見ムードも漂った。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。当局は今年の経済成長目標「5.0%前後」達成のため、景気対策を強めている。米連邦準備理事会(FRB)が昨夜、6会合ぶりに0.25%の利下げを決定したことを受け、中国でも金融緩和がしやすくなったとの見方も広がった。指数は高く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
金融株が下げを主導。中国農業銀行(601288/SH)が2.7%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.3%安、中国銀行(601988/SH)が1.9%安、中国人民保険集団(601319/SH)が3.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、首創証券(601136/SH)が4.6%安、信達証券(601059/SH)が4.3%安で引けた。
石油・石炭株も安い。中国石油天然気(601857/SH)が3.0%、中国海洋石油(600938/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)が2.8%、中国神華能源(601088/SH)が1.8%ずつ下落した。不動産株、消費関連株、自動車株、運輸株、公益株なども下げが目立っている。
半面、ハイテク株は急伸。光ファイバー・ケーブル製造の烽火通信科技(600498/SH)や銅張積層板(CCL)メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)、精密金属加工の昆山科森科技(603626/SH)などがそろって10.0%(ストップ)高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が9.6%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が7.3%高で取引を終えた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が0.7%逆行高している。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.12ポイント(0.42%)安の264.09ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.34%)安の1356.43ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済の鈍化懸念が重しとなる流れ。中国国家統計局が17日公表した8月の若年失業率(16〜24歳)は、学生を統計の調査対象から外した2023年12月以降で最悪の18.9%を記録した。これまでに発表された経済統計では、8月の小売売上高や鉱工業生産が市場予想を下回り、1〜8月の不動産開発投資は縮小率が拡大している。また、ショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡り、トランプ米大統領と習近平・国家主席が19日に協議するため、様子見ムードも漂った。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。当局は今年の経済成長目標「5.0%前後」達成のため、景気対策を強めている。米連邦準備理事会(FRB)が昨夜、6会合ぶりに0.25%の利下げを決定したことを受け、中国でも金融緩和がしやすくなったとの見方も広がった。指数は高く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
金融株が下げを主導。中国農業銀行(601288/SH)が2.7%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.3%安、中国銀行(601988/SH)が1.9%安、中国人民保険集団(601319/SH)が3.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、首創証券(601136/SH)が4.6%安、信達証券(601059/SH)が4.3%安で引けた。
石油・石炭株も安い。中国石油天然気(601857/SH)が3.0%、中国海洋石油(600938/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)が2.8%、中国神華能源(601088/SH)が1.8%ずつ下落した。不動産株、消費関連株、自動車株、運輸株、公益株なども下げが目立っている。
半面、ハイテク株は急伸。光ファイバー・ケーブル製造の烽火通信科技(600498/SH)や銅張積層板(CCL)メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)、精密金属加工の昆山科森科技(603626/SH)などがそろって10.0%(ストップ)高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が9.6%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が7.3%高で取引を終えた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が0.7%逆行高している。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.12ポイント(0.42%)安の264.09ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.34%)安の1356.43ポイントで終了した。
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