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2025/12/22 17:38 NEW!!

香港大引:ハンセン0.4%高で4日続伸、半導体や産金・非鉄に買い 無料記事

 週明け22日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比111.24ポイント(0.43%)高の25801.77ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も38.45ポイント(0.43%)高の8939.68ポイントと続伸した。売買代金は1697億7700万香港ドル(約3兆4362億円)に縮小している(19日は2211億8640万香港ドル)。
 先週の好地合いを継ぐ流れ。米追加利下げ期待や米ハイテク株高、中国の政策に対する期待感などが引き続き支えとなった。19日の米株市場では、人工知能(AI)投資の不透明感が後退し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3.0%高と大幅続伸している。また、中国で朝方公表された実質的な政策金利となる12月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り7カ月連続で据え置かれたが、市場では金融緩和の期待が根強い。預金準備率や政策金利は、早ければ年明け1月にも引き下げられるとの見方が広がっている。
 ただ、上値は限定的。香港市場は今週、クリスマス休暇で24日が半日立ち合い、25日と26日が休場となる。買い手控え要因として意識された。ハンセン指数などは安く推移する場面もみられている(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.9%高、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が5.3%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が4.6%高と上げが目立った。
 セクター別では、半導体株が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が5.2%、ASMPT(522/HK)が4.0%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が2.7%ずつ上昇した。
 産金・非鉄セクターも急伸。紫金鉱業集団のほか、霊宝黄金(3330/HK)が6.6%高、招金鉱業(1818/HK)が6.0%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が10.2%高、江西銅業(358/HK)が4.9%高で引けた。産金株については、金先物価格の最高値更新も好感されている。
 他の個別株動向では、免税店運営の中国旅遊集団中免(1880/HK)が15.8%高。海南省がゼロ関税を軸とした「封関運営」に移行した18日、免税店の売上高と来店者数が急増したことを材料視している。
 半面、中国不動産セクターは安い。雅居楽集団HD(3383/HK)が6.7%、中国奥園集団(3883/HK)が5.9%、遠洋集団HD(3377/HK)が3.8%、世茂集団HD(813/HK)が3.4%、碧桂園HD(2007/HK)が3.3%ずつ下落した。碧桂園に関しては、債務再編の費用を調達するため、一般授権に基づく新株発行を行うと発表したことも嫌気されている。
 本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.69%高の3917.36ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。産金・非鉄、建材・鉄鋼、電設、運輸、エネルギー、自動車、不動産なども買われた。半面、医薬は安い。公益、食品飲料、金融も売られた。



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