/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル 亜州リサーチ公式X 亜州リサーチ公式Instagram

2025/11/18 16:36

中国大引:上海総合0.8%安で3日続落、科創板0.3%逆行高 無料記事

 18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比32.22ポイント(0.81%)安の3939.81ポイントと3日続落した。10月23日以来、約4週ぶりの安値水準を付けている。
 前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済の鈍化を警戒した売りが続いている。先週までにほぼ出揃った中国の月次経済統計は、内需の弱さを改めて浮き彫りにする内容だった。米追加利下げの期待感が後退したこともマイナス。中国の金融緩和も遠のくと懸念されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の下げが目立つ。光明地産(600708/SH)が5.3%安、華麗家族(600503/SH)が4.8%安、金地集団(600383/SH)が4.5%安、中華企業(600675/SH)が3.9%安、緑地HD(600606/SH)が3.7%安、保利発展控股集団(600048/SH)が2.3%安で引けた。
 産金株や非鉄・レアアース株も安い。中金黄金(600489/SH)が3.5%、紫金鉱業集団(601899/SH)と山東黄金(600547/SH)がそろって2.0%、中国アルミ(601600/SH)が3.7%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.1%、中国北方稀土(600111/SH)が2.9%ずつ下落した。インフラ関連株、エネルギー株、自動車株、公益株、医薬株、銀行・保険株、運輸株なども売られている。
 半面、半導体株の一角はしっかり。半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.3%、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が2.1%、通信機器・IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が2.0%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.1%ずつ上昇した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、AIチップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が1.8%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は0.3%逆行高した。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.25ポイント(0.49%)安の255.70ポイント、深センB株指数が13.03ポイント(0.99%)安の1302.73ポイントで終了した。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース