5日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比14.25ポイント（0.38％）安の3751.63ポイントと4日続落している。
　前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国当局の市場規制が警戒されている。外電は4日午前、消息筋情報として、「中国の金融当局が一部の投機行為を抑制するための措置を検討しているもよう」などと伝えた。最新データによると、中国株式市場の信用取引残高は今月1日時点で2兆3000億人民元（約47兆7150億円）規模に達し、過去最高に膨らんでいる。当局の規制で、相場の上昇基調に水が差されるとの懸念が高まる状況だ。
　中国指標の発表も気がかり。中国では来週8日に8月の貿易統計、10日に物価統計が公表される。米ドル建て輸出に関しては、前月の7.2％増から5.4％増に減速するとの予想がコンセンサスだ。
　主要銘柄の値下がり率は、北京兆易創新科技（603986/SH）が4.9％、賽力斯集団（601127/SH）が3.1％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.4％、中国人民保険集団（601319/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.29ポイント（0.11％）安の259.67ポイント、深センB株指数が4.68ポイント（0.36％）高の1320.71ポイントで推移している。


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