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2025/11/27 10:57

本土株:上海総合は0.04%高で小反発、深センB株は0.1%安 無料記事

 27日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比1.52ポイント(0.04%)高の3865.71ポイントと反発している。
 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国の工業情報化部など6部門は27日、消費の促進に向けた新たな政策ガイドラインを発表。具体的な数値目標として、2027年までに「3つの兆人民元クラス消費分野」「10の千億人民元クラス消費分野」を育成する方針を掲げた。そのほか、2026年の経済政策を決める中央経済工作会議は、12月中旬ごろに開催される見通しとなっている。
 一方、国家統計局は朝方、10月の工業企業利益が前年同月比で5.5%減少したことを明らかにした。9月の21.6%増から一転、マイナス成長となっている。景気不安が相場の重しとなった。週末30日に、11月の中国製造業PMIと非製造業PMIが公表されることも気がかり。製造業PMIについては、前月の49.0から49.2にやや上向くとの予想だが、依然として景況判断の50を下回ることとなる。
 主要銘柄の値上がり率は、富士康工業互聯網(601138/SH)が5.8%、中国アルミ(601600/SH)が3.1%、国電電力発展(600795/SH)が2.1%、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.4%。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.86ポイント(0.34%)安の250.95ポイント、深センB株指数が0.75ポイント(0.06%)安の1288.71ポイントで推移している。


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