2025/12/02 13:28
香港前場:ハンセン0.1%高で続伸、上海総合は0.6%下落 
2日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比28.49ポイント(0.11%)高の26061.75ポイントと続伸する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.57ポイント(0.02%)安の9171.27ポイントと小反落した。売買代金は989億9730万香港ドルに縮小している(1日前場は1149億7450万香港ドル)。
前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が投資家心理の支えだ。中国では2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が今月中旬ごろに開催される見通し。官民が公表した11月の景況感指数が悪化する中、内需を刺激する政策が打ち出されるとの見方も強まっている。ただ、新規の取引材料には乏しく、積極的な売買は手控えられた。直近で上げの目立っていた銘柄群などは下落し、全体相場の重しとなっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が2.6%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.2%高、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が2.1%高と上げが目立った。そのほか、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が1.8%高。同社が報告した月次営業実績では、11月の自動車販売が前年同月比で5.3%減少したものの、減少率が10月の12.1%から縮小したことが買い安心感を誘った。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国海洋石油のほか、中国石油化工(386/HK)が1.6%、中国石油天然気(857/HK)が1.3%、エン鉱能源集団(1171/HK)が1.6%、中国神華能源(1088/HK)が1.2%ずつ上昇した。原油相場の先高観が意識されている。ロシアとウクライナの戦闘が再び激化。地政学リスクが強まる中、昨夜のWTI原油先物は1.3%高と反発した。
保険セクターもしっかり。中国太平洋保険集団(2601/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって2.9%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.1%高、中国平安保険(2318/HK)が0.6%高で引けた。
半面、産金・非鉄セクターはさえない。霊宝黄金(3330/HK)が3.3%、招金鉱業(1818/HK)が2.5%、中国黄金国際資源(2099/HK)が1.5%、中国アルミ(2600/HK)が1.7%、江西銅業(358/HK)が1.6%ずつ下落した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%安の3892.55ポイントで前場の取引を終了した。医薬が安い。ハイテク、素材、消費、自動車、銀行、不動産なども売られた。半面、エネルギーは高い。保険や通信の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が投資家心理の支えだ。中国では2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が今月中旬ごろに開催される見通し。官民が公表した11月の景況感指数が悪化する中、内需を刺激する政策が打ち出されるとの見方も強まっている。ただ、新規の取引材料には乏しく、積極的な売買は手控えられた。直近で上げの目立っていた銘柄群などは下落し、全体相場の重しとなっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が2.6%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.2%高、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が2.1%高と上げが目立った。そのほか、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が1.8%高。同社が報告した月次営業実績では、11月の自動車販売が前年同月比で5.3%減少したものの、減少率が10月の12.1%から縮小したことが買い安心感を誘った。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国海洋石油のほか、中国石油化工(386/HK)が1.6%、中国石油天然気(857/HK)が1.3%、エン鉱能源集団(1171/HK)が1.6%、中国神華能源(1088/HK)が1.2%ずつ上昇した。原油相場の先高観が意識されている。ロシアとウクライナの戦闘が再び激化。地政学リスクが強まる中、昨夜のWTI原油先物は1.3%高と反発した。
保険セクターもしっかり。中国太平洋保険集団(2601/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって2.9%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.1%高、中国平安保険(2318/HK)が0.6%高で引けた。
半面、産金・非鉄セクターはさえない。霊宝黄金(3330/HK)が3.3%、招金鉱業(1818/HK)が2.5%、中国黄金国際資源(2099/HK)が1.5%、中国アルミ(2600/HK)が1.7%、江西銅業(358/HK)が1.6%ずつ下落した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%安の3892.55ポイントで前場の取引を終了した。医薬が安い。ハイテク、素材、消費、自動車、銀行、不動産なども売られた。半面、エネルギーは高い。保険や通信の一角も買われた。
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