2025/12/02 17:38
香港大引:ハンセン0.2%高で続伸、テック指数は0.4%下落 
2日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比61.79ポイント(0.24%)高の26095.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.81ポイント(0.11%)高の9182.65ポイントと小幅ながら続伸した。売買代金は1782億4680万香港ドル(約3兆5667億円)に縮小している(1日は2008億8420万香港ドル)。
前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が投資家心理の支えだ。中国では2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が今月中旬ごろに開催される見通し。官民が公表した11月の景況感指数が悪化する中、内需を刺激する政策が打ち出されるとの見方も強まっている。ただ、新規の取引材料には乏しく、積極的な売買は手控えられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が2.8%高、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が2.7%高、ビールメーカー大手の百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が2.3%高と上げが目立った。そのほか、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が2.2%高。同社が報告した月次営業実績では、11月の自動車販売が前年同月比で5.3%減少したものの、減少率が10月の12.1%から縮小したことが買い安心感を誘った。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国石油化工(386/HK)が2.2%、中国海洋石油(883/HK)が1.9%、中国石油天然気(857/HK)が0.8%、エン鉱能源集団(1171/HK)が2.3%、中国神華能源(1088/HK)が1.3%ずつ上昇した。原油相場の先高観が意識されている。ロシアとウクライナの戦闘が再び激化。地政学リスクが強まる中、昨夜のWTI原油先物は1.3%高と反発した。
保険セクターもしっかり。中国人民財産保険(2328/HK)が3.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.5%高、中国人寿保険(2628/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって0.7%高で引けた。
半面、新興電気自動車(EV)関連は安い。蔚来集団(9866/HK)が6.7%、小鵬汽車(9868/HK)が5.5%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.2%、理想汽車(2015/HK)が0.8%ずつ下落した。
クラウドやAI(人工知能)技術の銘柄もさえない。微盟集団(2013/HK)が3.8%安、金蝶国際軟件集団(268/HK)が2.7%安、金山雲HD(3896/HK)が1.5%安、北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.3%安、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が2.7%安、滴普科技(1384/HK)が2.4%安で取引を終えた。新興EVやテックなどの下げが響き、ハンセン科技(テック)指数は0.4%逆行安している。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3897.71ポイントで取引を終了した。半導体が安い。非鉄・産金、医薬、消費関連、インフラ関連、自動車、不動産なども売られた。半面、発電の一角は高い。エネルギーや銀行・保険の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が投資家心理の支えだ。中国では2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が今月中旬ごろに開催される見通し。官民が公表した11月の景況感指数が悪化する中、内需を刺激する政策が打ち出されるとの見方も強まっている。ただ、新規の取引材料には乏しく、積極的な売買は手控えられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が2.8%高、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が2.7%高、ビールメーカー大手の百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が2.3%高と上げが目立った。そのほか、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が2.2%高。同社が報告した月次営業実績では、11月の自動車販売が前年同月比で5.3%減少したものの、減少率が10月の12.1%から縮小したことが買い安心感を誘った。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国石油化工(386/HK)が2.2%、中国海洋石油(883/HK)が1.9%、中国石油天然気(857/HK)が0.8%、エン鉱能源集団(1171/HK)が2.3%、中国神華能源(1088/HK)が1.3%ずつ上昇した。原油相場の先高観が意識されている。ロシアとウクライナの戦闘が再び激化。地政学リスクが強まる中、昨夜のWTI原油先物は1.3%高と反発した。
保険セクターもしっかり。中国人民財産保険(2328/HK)が3.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.5%高、中国人寿保険(2628/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって0.7%高で引けた。
半面、新興電気自動車(EV)関連は安い。蔚来集団(9866/HK)が6.7%、小鵬汽車(9868/HK)が5.5%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.2%、理想汽車(2015/HK)が0.8%ずつ下落した。
クラウドやAI(人工知能)技術の銘柄もさえない。微盟集団(2013/HK)が3.8%安、金蝶国際軟件集団(268/HK)が2.7%安、金山雲HD(3896/HK)が1.5%安、北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.3%安、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が2.7%安、滴普科技(1384/HK)が2.4%安で取引を終えた。新興EVやテックなどの下げが響き、ハンセン科技(テック)指数は0.4%逆行安している。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3897.71ポイントで取引を終了した。半導体が安い。非鉄・産金、医薬、消費関連、インフラ関連、自動車、不動産なども売られた。半面、発電の一角は高い。エネルギーや銀行・保険の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。






