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2019/10/09 10:54

本土株:上海総合は0.7%安で反落、深センB株は0.3%安 無料記事

 9日の本土マーケットは値下がり。日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数は前日比19.36ポイント(0.66%)安の2894.21ポイントと反落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が0.44ポイント(0.16%)安の269.21ポイント、深センB株指数が3.01ポイント(0.32%)安の935.68ポイントで推移している。
 米中対立の激化を懸念。米国務省は8日、新疆ウイグル自治区の少数民族に対する弾圧問題に絡み、弾圧に関係した中国当局者(家族も含む)への査証(ビザ)発給を制限すると発表した。中国側は「内政問題だ」として猛反発し、報復措置の実施を示唆している。また、香港英字紙は、「中国の通商交渉団がワシントンでの滞在期間を短縮することを検討中」と伝えた。市場では、「協議が進展すれば15日に予定している対中関税の引き上げが延期される」との見方が出ていただけに、貿易摩擦のさらなる激化が不安視されている。閣僚級の協議は10〜11日にワシントンで開催される予定だ。
 主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網(601138/SH)が3.3%、薬明康徳(603259/SH)が2.0%、中信証券(600030/SH)が1.5%、中国人民保険集団(601319/SH)が1.3%、中国国旅(601888/SH)が1.3%など。


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