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2019/09/10 10:47

反発、ハンセンは99ポイント高 無料記事

ハンセン指数     26780.30  +98.90 +0.37%
中国本土株指数(旧H株指数) 10457.22 +39.83  +0.38%
レッドチップ指数 4261.68 +34.50 +0.82%

 10日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反発している。米中通商協議の進展期待が強まる流れ。10月にワシントンで再開される閣僚級の貿易協議に関連し、ムニューシン米財務長官は9日、「これまでの協議は前進している」と米メディアのインタビューに答えた。中国の金融緩和スタンスもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は6日夜、預金準備率の引き下げを発表した(16日付で実施)。市場では、追加の緩和策が打ち出されるとの観測も流れている。
 個別では、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が6.3%高と急伸。同社は9日引け後、同業の中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)と第5世代(5G)移動通信のアクセスネットワークを共同構築・共有することで枠組み合意に達したと発表した。支出削減効果が1社当たりで、約2000億人民元(約3兆円)に上るとの見通しも示されている。中国電信も4.7%高と動意付いた。
 ほか、主要銘柄の値上がり率は、中国中信(CITIC:267/HK)が2.1%、吉利汽車HD(175/HK)が1.9%、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が1.6%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.5%、HSBC(5/HK)が1.5%など。
 なお、朝方公表された8月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.8%上昇(市場予想は2.7%上昇)、生産者物価指数(PPI)がマイナス0.8%(市場予想はマイナス0.9%)という結果だった。


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