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2019/10/09 10:39

反落、ハンセンは162ポイント安 無料記事

ハンセン指数     25731.47  -161.93 -0.63%
中国本土株指数(旧H株指数) 10157.82 -43.52  -0.43%
レッドチップ指数 4159.13 -41.49 -0.46%

 9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。米中対立の激化を警戒。米国務省は8日、新疆ウイグル自治区の少数民族に対する弾圧問題に絡み、弾圧に関係した中国当局者(家族も含む)への査証(ビザ)発給を制限すると発表した。中国側は「内政問題だ」として猛反発し、報復措置の実施を示唆している。米国は7日、弾圧問題を背景に、セキュリティ機器大手の杭州海康威視数字技術(ハンジョウ・ハイクビジョン・デジタル・テクノロジー:002415/SZ)など合計28の企業・団体に事実上の禁輸措置を導入する方針を公表したばかり。
 また、香港英字紙は、「中国の通商交渉団がワシントンでの滞在期間を短縮することを検討中」と伝えた。市場では、「協議が進展すれば15日に予定している対中関税の引き上げが延期される」との見方が出ていただけに、貿易摩擦のさらなる激化が不安視されている。閣僚級の協議は10〜11日にワシントンで開催される予定だ。
 主要銘柄の値下がり率は、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が2.8%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.1%、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が1.9%、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が1.7%、香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が1.6%など。


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