10日の本土マーケットは小幅に値下がり。日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数は前日比3.71ポイント（0.13％）安の2921.15ポイントと3日ぶりに反落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が0.11ポイント（0.04％）安の268.53ポイント、深センB株指数が1.84ポイント（0.20％）安の932.80ポイントで推移している。
　米中通商協議を巡る情報の不透明感が重し。香港の英字紙は10日朝方、2日間開かれていた次官級の米中通商協議について、「米中は主要な貿易問題で進展がなかった」とし、「劉鶴・副首相が率いる中国代表団は11日ではなく、10日に米国を離れる計画」と報じた。一方、ホワイトハウス関係者の話として、「中国の劉鶴副首相は、協議のため11日までワシントンに滞在する」とも伝わっている。
　主要銘柄の値下がり率は、貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が3.0％、重慶ビール（600132/SH）が1.5％、山東黄金（600547/SH）が1.3％、中国北方稀土（600111/SH）が1.0％、安徽海螺セメント(600585/SH）が0.8％など。


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