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2019/09/30 10:40

続落、ハンセンは136ポイント安 無料記事

ハンセン指数     25818.59  -136.22 -0.52%
中国本土株指数(旧H株指数) 10094.90 -53.87  -0.53%
レッドチップ指数 4095.38 -34.84 -0.84%

 週明け30日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。米中対立の激化を警戒。複数の米メディアは27日、「米政権は中国企業への投資制限を検討している」と伝えた。報道によれば、米国上場の中国企業に対する年金基金による投資の制限、中国企業の米預託証券(ADR)の上場廃止などが検討されているという(その後、米財務省はADRの上場廃止検討を否定)。香港情勢も不透明。普通選挙の実施などを含む「五大要求」を掲げ、29日には1万人を超えるデモ行進がおこなわれた。10月1日の中国国慶節(建国70週年)にあわせ、抗議行動が激しさを増すとの懸念も高まっている。
 なお、朝方公表された中国の経済指標では、9月の製造業PMIが上振れる半面、同月の非製造業PMIが下振れるなどまちまちの内容だった。
 主要銘柄の値下がり率は、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が1.7%、吉利汽車HD(175/HK)が1.7%、中国中信(CITIC:267/HK)が1.4%、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.4%、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が1.4%など。
 他の個別株動向では、ビールメーカー世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ:BUD/NYSE)のアジア太平洋部門である百威亜太HD(バドワイザー・ブルーイング・カンパニーAPAC:1876/HK)が本日、香港メインボードに分離上場。公募価格を1.5%上回る27.40香港ドルで寄り付いた。今年の新規株式公開(IPO)としては、世界2位の規模となっている。


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