ハンセン指数 　 　 26544.21　 +20.98 +0.08％
中国本土株指数（旧H株指数） 10374.91 +86.72　 +0.84％
レッドチップ指数 4223.55 +22.69 +0.54％

　5日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。中国の政策に期待感。中国国務院は4日夜、景気支援のため、「時宜を得た方法」による預金準備率の引き下げを求めるとの見解を明らかにした。また、地方債の発行を加速させ、各種インフラ建設プロジェクトにを通じた内需拡大を図る方針も示している。
　ただ、ハンセン指数の上値は重い。香港政府が「逃亡犯条例」改正案を撤回したことについて反対派は、「時期が遅すぎた」「全ての要求に答えていない」などと批判していることが不安材料だ。反対派は抗議行動を継続する方針を表明している。また、利食い売り圧力も意識される状況。昨日の香港市場では、ハンセン指数が一時4.4％高と急伸し、上昇率は終値（3.9％高）でも今年最大を記録した。
　主要銘柄の値上がり率は、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ：669/HK)が1.9％、中国石油天然気(ペトロチャイナ：857/HK)が1.5％、中国建設銀行(939/HK)が1.5％、華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド：1109/HK)が1.5％、騰訊HD(テンセント・ホールディングス：700/HK)が1.3％など。


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