ハンセン指数 　 　 　24460.44　 -4.50 -0.02％
中国本土株指数（旧H株指数） 9942.26 +25.81　 +0.26％
レッドチップ指数 3865.39 +6.78 +0.18％

　19日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が小動きで推移している。新型コロナウイルス感染拡大「第2波」の警戒感がくすぶるなかで方向感を欠く展開。中国国家衛生健康委員会は19日、新規の感染者32人が確認されたと発表した。クラスターが発生した北京市の新規感染者は25人に上り、前日から増えている。また、米国ではテキサス州やフロリダ州が今週、新型コロナ感染症の入院患者が増加傾向を示し、足元でも感染拡大が続いている状況だ。経済活動再開の足かせになると不安視されている。
　一方、中国の経済政策に対する期待感は根強い。劉鶴副首相は18日、上海市で開かれた経済フォーラムで、足もとの経済統計がわずかながら上向いている実態を踏まえ、中国の経済状況は改善しつつあるとの認識を示した。同フォーラムでは、中国人民銀行（中央銀行）の易総裁が「今年は経済全体のファイナンスが2割程度増える」とスピーチし、金融緩和の強化を示唆している。
　主要銘柄の値下がり率は、長江基建集団(長江インフラ：1038/HK)が1.2％、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント：1997/HK)が1.1％、長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス：1/HK)が1.0％、恒安国際集団(ヘンアン・インターナショナル・グループ：1044/HK)が0.9％、長江実業集団(CKアセット・ホールディングス：1113/HK)が0.8％など。


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