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2020/01/29 10:39

急反落、ハンセンは762ポイント安 無料記事

ハンセン指数     27187.89  -761.75 -2.73%
中国本土株指数(旧H株指数) 10658.00 -318.19  -2.90%
レッドチップ指数 4300.82 -134.12 -3.02%

 春節(旧正月)連休明け29日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が急反落している。投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、実体経済に対する悪影響が懸念されている。米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は最新リポートで、新型ウイルスによる肺炎の拡大により、中国の国内総生産(GDP)成長率が下振れる可能性を指摘。春節期間の消費サービス支出が10%減少した場合、2020年のGDP成長率は1.2ポイント押し下げられると試算している。
 一方、中国当局は香港、マカオへの個人旅行を一時停止すると発表した。マカオ旅遊発展局の発表(28日付)によると、春節(旧正月)連休4日目まで(1月24〜27日)の観光客数は前年同期比で69.0%減少している。ハンセン指数の構成銘柄は全面安でスタートした。
 主要銘柄の値下がり率は、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が6.1%、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が5.6%、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が4.9%、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が4.7%、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が4.6%など。
 なお、本土市場は引き続き春節休場。新型肺炎の拡大を受けて春節休暇が延長されたことに伴い、株式市場も31日まで休場となる(当初は30日まで休場)。取引再開は2月3日。


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