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2021/05/24 13:33

香港前場:ハンセン0.4%安で反落、上海総合は0.2%上昇 無料記事

 週明け24日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比116.34ポイント(0.41%)安の28342.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.32ポイント(0.83%)安の10614.25ポイントとそろって反落した。半日の売買代金は667億6800万香港ドルに減少している(21日前場は860億300万香港ドル)。
 米インフレ警戒が嫌気される流れ。5月の米製造業景況感指数(PMI)が過去最高を記録する中、「景気回復が進むことにより、物価がさらに上昇(インフレ)し、金利も上昇する」との見方が広がっている。中国の各種規制強化も懸念材料。プラットフォームや教育、医療、暗号資産(仮想通貨)などが標的とみられている。また、ハンセン指数構成銘柄の入れ替えを巡る値動きも目立った。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は21日引け後、四半期ごとの指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表。新規採用の銘柄群が物色される一方、有力視されながら見送られた銘柄群は失望売りされた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.4%安、スマートフォン大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)と火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)がそろって2.7%安と下げが目立った。
 ITやハイテクなど「ニューエコノミー」関連銘柄で構成されるハンセン科技指数は2.2%安。主要な構成銘柄では、上記した小米集団のほか、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が3.2%安、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が2.9%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.6%安と値を下げている。
 非鉄・鉄鋼セクターも安い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.0%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.9%、江西銅業(358/HK)が4.8%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.1%、重慶鋼鉄(1053/HK)が6.6%、中国東方集団HD(581/HK)が4.3%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.2%、鞍鋼(347/HK)が2.0%ずつ下落した。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、非鉄や鉄筋など主要商品の先物価格が安く推移している。
 仮想通貨の関連銘柄も急落。交換所運営の火幣科技HD(フォビー・テクノロジーホールディングス:1611/HK)が18.2%安と大幅続落した。中国国務院は21日、代表的な仮想通貨、ビットコインのマイニング(採掘)と取引を取り締まる方針を表明。足もとでビットコイン価格は暴落している。
 このほか、上述した指数入れ替えで採用が期待されていた銘柄群もさえない。オンライン医療の京東健康(JDヘルス・インターナショナル:6618/HK)が7.1%安、オンラインゲームの網易(ネットイース:9999/HK)が3.9%安、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が2.8%安、電子たばこ機器メーカーの思摩爾国際(スムーア・インターナショナル:6969/HK)が3.2%安で前場取引を終えた。
 半面、新規に採用された3銘柄はしっかり。不動産管理サービスの碧桂園服務HD(カントリー・ガーデン・サービシズ・ホールディングス:6098/HK)が3.9%高、太陽光発電向けガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が2.3%高、充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が0.6%高で引けた。組み入れは6月7日付で実施。今回は除外銘柄がなかったため、構成銘柄は55→58に増加する運びだ。
 一方、本土マーケットは4日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.16%高の3492.04ポイントで前場取引を終了した。金融株が相場をけん引。不動産株、食品飲料株、インフラ関連株、メディア関連株なども買われた。半面、資源・素材株は安い。海運株、医薬品株、半導体株も売られた。



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