ハンセン指数 　 　 　26234.40　 +105.22 +0.40％
中国本土株指数（旧H株指数） 10793.72 +45.61　 +0.42％
レッドチップ指数 4302.66 +33.85 +0.79％

　9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。米株高を好感した買いが先行。昨夜の米株市場では、ナスダック指数が急反発し、2日ぶりに史上最高値を更新した。これから発表が始まる主要企業の4〜6月期決算では、Eコマースやリモートワークなど「在宅」関連の銘柄に業績の上積みが期待されている。香港相場の先高観も強まる状況。モルガン・スタンレー（MS）は8日付の最新リポートで、ハンセン指数の12カ月目標値を23300→28000ポイントに上方修正した。MSによる目標値引き上げは、過去1カ月で2回目となる。
　主要銘柄の値上がり率は、中国石油天然気(ペトロチャイナ：857/HK)が3.6％、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ：101/HK)が3.2％、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス：2018/HK)が2.7％、中国石油化工(サイノペック：386/HK)が2.6％、華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド：1109/HK)が1.6％など。
　このほか、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）が6.1％高と急伸し、上場来高値を更新。米市場に上場する同社のADRが昨夜、前日比で一時9％超上昇し、最高値を切り上げた流れを継いだ。


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