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2021/09/01 16:42

中国大引:上海総合0.7%高で4日続伸、金融株が相場けん引 無料記事

 1日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比23.16ポイント(0.65%)高の3567.10ポイント(上海A株指数は0.65%高の3738.62ポイント)と4日続伸した。7月22日以来の高値水準を回復している。
 経済対策の期待感が一段と高まる流れ。取引時間中に発表された民間集計の8月・財新中国製造業PMIは49.2に悪化し、景況判断の分かれ目となる50を1年4カ月ぶりに下回った。先行して昨日公表された国家統計局による同月の中国製造業PMIも下振れし、非製造業PMIは1年6カ月ぶりに節目の50を割り込んでいる。景気減速を回避するため、中国当局は追加の刺激策を打ち出す――との観測が広がった。また、市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれている。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が相場をけん引。杭州銀行(600926/SH)が8.4%高、招商銀行(600036/SH)が3.7%高、中国人寿保険(601628/SH)が6.9%高、中国平安保険(601318/SH)が3.2%高、中信建投証券 (601066/SH)がストップ高、東方証券(600958/SH)が6.0%高で引けた。
 ゼネコンや建機、セメントのインフラ建設関連株も急伸。中国中鉄(601390/SH)が9.8%高、中国鉄建(601186/SH)が8.4%高、三一重工(600031/SH)と華新水泥(600801/SH)がそろってストップ高で取引を終えた。食品飲料株、不動産株、医薬品株、運輸株なども買われている。
 半面、石炭株は安い。永泰能源(600157/SH)が2.6%、中国神華能源(601088/SH)が2.4%、エン州煤業(600188/SH)が1.4%ずつ下落した。石油株、非鉄株、自動車株、ハイテク株、軍事関連株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.08ポイント(0.41%)高の267.95ポイント、深センB株指数が5.91ポイント(0.49%)高の1205.40ポイントで終了した。



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