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2021/05/31 13:32

香港前場:ハンセン0.5%安で反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 週明け31日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比145.56ポイント(0.50%)安の28978.85ポイントと反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は5.91ポイント(0.05%)高の10799.46ポイントと3日ぶりに反発した。半日の売買代金は741億4300万香港ドルとなっている(28日前場は917億700万香港ドル)。
 新規の買い材料に乏しい中、新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感が再燃する流れ。中国南部の中核都市、広東省広州市は30日夜、感染力の強い新型コロナウイルス変異種の感染増を踏まえ、31日午後から市外への移動規制を実施すると発表している。中国ではここ数カ月、大都市での感染は、ほぼ抑えられていた。ただ、大きく売り込む動きはみられない。コロナワクチンの接種ペースが加速していることもあり、経済回復の期待は依然として続いている。なお、朝方公表された5月の中国指標では、製造業PMIがやや下振れる半面、非製造業PMIはやや上振れた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が4.0%安、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.1%安、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)と金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)がそろって3.0%安と下げが目立った。
 セクター別では、空運が安い。中国国際航空(753/HK)が5.7%、中国南方航空(1055/HK)が5.4%、中国東方航空(670/HK)が3.6%、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.3%ずつ下落した。
 中国金融セクターもさえない。中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.2%安、新華人寿保険(1336/HK)が1.4%安、中国平安保険(2318/HK)が1.1%安、広発証券(1776/HK)が2.0%安、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が1.9%安、中国銀行(3988/HK)が1.7%安で引けた。
 他の個別株動向では、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が18.2%安と急落。同社は30日、子会社の上海電気通訊技術について、ある顧客に対する売掛金の回収が困難となっていると公表した。未回収となれば、グループ全体で83億人民元(約1430億円)の損失を計上する恐れがあるという。
 半面、医薬品セクターは高い。四環医薬HD集団(460/HK)が8.7%、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が6.8%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が6.0%、石薬集団(1093/HK)が5.1%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が4.3%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.5%ずつ上昇した。
 「ニューエコノミー」関連銘柄もしっかり。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は0.7%高と反発した。主要な構成銘柄では、美団(メイトゥアン:3690/HK)が7.2%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が1.6%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が0.9%高で前場取引を終えている。飲食ポータルサイトの美団が公表した1〜3月期決算は赤字幅が拡大したものの、嫌気する売りは限定的。売上高が予想を上回ったこともあり、先行きの業績に対する期待感が広がった。
 一方、本土マーケットは小幅ながら続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.20ポイント安の3593.61ポイントで前場取引を終了した。金融株が下げを主導する。消費関連株、エネルギー株、運輸株、公益株、不動産株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。医薬品株、防衛関連株、素材株の一角も買われた。


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