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2021/06/21 13:30

香港前場:ハンセン1.4%安で3日ぶり反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 週明け21日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比387.85ポイント(1.35%)安の28413.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が112.48ポイント(1.06%)安の10533.91ポイントとそろって3日ぶりに反落した。半日の売買代金は885億6400万香港ドルとなっている(18日前場は814億2400万香港ドル)。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。米連邦準備理事会(FRB)が利上げ再開時期を前倒しするとの見方が浮上する中、先週末の米株は急落した。セントルイス地区連銀のブラード総裁は18日、米メディアのインタビューに答え、「インフレ加速により、FRBは2022年にも最初の利上げを実施するだろう」と明言。先ごろ開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、2023年内の利上げ予想が示されていた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が6.8%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が4.5%安、金融大手グループのHSBC(5/HK)が4.3%安と下げが目立った。HSBCは18日引け後、米投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメントに対し、フランスのリテール(個人向け銀行)事業を売却すると発表。今回の売却により、総額30億米ドル(約3300億円)の損失が発生する見通しという。
 セクター別では、レアアース・非鉄が安い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.4%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が3.1%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.9%、江西銅業(358/HK)が2.8%、中国稀土HD(チャイナ・レア・アース:769/HK)が2.3%、五鉱資源(1208/HK)が1.8%ずつ下落した。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄の先物価格が安く推移している。
 本土系の保険セクターもさえない。中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.6%安、中国平安保険(2318/HK)と新華人寿保険(1336/HK)がそろって2.1%安、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が1.4%安、中国人寿保険(2628/HK)が1.3%安で前場取引を終えた。
 海運セクターも売られる。海豊国際HD(SITCインターナショナル・ホールディングス:1308/HK)が3.7%安、中遠海運HD(1919/HK)が2.4%安、太平洋航運集団(2343/HK)が2.1%安、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.4%安で引けた。
 半面、鉄鋼セクターは高い。鞍鋼(347/HK)が4.8%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.8%、中国東方集団HD(581/HK)が2.9%、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.6%ずつ上昇した。アンガンに関しては、6月中間期の純利益が前年同月比で9.6倍に膨らむとの見通しを明らかにしたことが材料視されている。
 スマートフォン部材・組立てや半導体の銘柄群もしっかり。丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が14.6%高、高偉電子HD(コーウェル・イー・ホールディングス:1415/HK)が4.0%高、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.8%高、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が6.9%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が5.1%高と値を上げた。半導体株については、政府の産業支援策に対する期待感が続いている。「半導体国産化実現のため、約1兆米ドルの中国政府資金が用意されている」などと報じられた。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.22%安の3517.18ポイントで前場取引を終了した。金融株が下げを主導する。不動産株、資源・素材株、食品飲料株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。医薬品株、自動車株、公益株、軍事関連株も買われた。



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