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2022/06/15 17:39

香港大引:ハンセン1.1%高で続伸、テック指数は2.4%上昇 無料記事

 15日の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比240.22ポイント(1.14%)高の21308.21ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が119.28ポイント(1.63%)高の7452.89ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1490億6510万香港ドルにやや拡大している(14日は1330億4730万香港ドル)。
 中国経済の回復が期待される流れ。取引時間中に公表された5月の中国経済統計では、小売売上高の減少率が大幅に縮小し、鉱工業生産が予想外のプラス成長に転じた。足もとでは、政府関係部局が雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表しているほか、プラットフォーム企業や不動産デベロッパーなどに向けた産業統制もやや緩和している。相場の先行きも楽観。JPモルガンやゴールドマン・サックスなど、ブローカー大手は中国ネット株の持ち直しをそろって予想した。昨夜の米市場では、中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)が6.9%高と急反発している。(亜州リサーチ編集部)
 ネット株に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.4%高と他の指数をアウトパフォームした。関連銘柄では、インターネット検索の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が4.5%高、Eコマースの阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が4.3%高と上げが目立った。
 家電やスポーツ用品の中国消費セクターも高い。創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が4.7%、TCL電子HD(1070/HK)が3.9%、海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)が2.4%、中国動向(3818/HK)が2.2%、李寧(2331/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 中国自動車セクターも急伸。蔚来汽車(ニーオ:9866/HK)が12.4%高、小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)が6.6%高、理想汽車(リ・オート:2015/HK)が4.9%高、吉利汽車HD(175/HK)が3.6%高と値を上げた。
 中国不動産セクターもしっかり。万科企業(2202/HK)が5.2%高、碧桂園HD(2007/HK)が4.8%高、広州富力地産(2777/HK)が4.6%高、中国海外発展(688/HK)が3.7%高で引けた。
 中国の保険・証券セクターも物色される。中国平安保険(2318/HK)が8.0%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が7.4%高、中国人寿保険(2628/HK)が5.3%高、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が6.4%高、中信証券(6030/HK)が3.1%高で取引を終えた。保険株については、足元で収入保険料が回復していることを材料視。また市場関係者によると、バリュエーションの出遅れ感に加え、中国の景気見通し改善も同セクターの支援材料となっている。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%高の3305.41ポイントで取引を終了した。金融株が高い。不動産株、消費関連株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。公益株、半導体株、素材株の一角も売られた。

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