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2022/05/25 17:37

香港大引:ハンセン0.3%高で3日ぶり反発、自動車セクターに買い 無料記事

25日の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比59.17ポイント(0.29%)高の20171.27ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が15.42ポイント(0.22%)高の6898.56ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1034億970万香港ドルに縮小している(24日は1136億3900万香港ドル)。
 中国の景気対策が改めて材料視される流れ。中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会は主要金融機関と会合し、中国経済支援のため貸出を拡大するよう要請した。取引時間中に中国経済メディアは、「中国は経済安定を巡り、地方政府当局者と25日午後からテレビ会議を開く」と報道している。また、新型コロナウイルスの1日当たり新規感染が減少している上海市で、経済活動が正常化しつつあることもプラス。「6月1日から商業施設が営業再開される」と伝わった。ただ、「ゼロコロナ」政策を堅持する政府は、首都北京市などで行動制限を続行したままということもあり、投資家がリスク選好を強めるまでには至っていない。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.5%高、金融大手グループのHSBC(5/HK)が3.1%高、オンラインゲーム中国大手の網易(ネットイース:9999/HK)が3.0%高と上げが目立った。HSBCについては、今年2月に発表した自社株買い計画の進ちょくが好感されている。ネットイースの1〜3月期決算は減益だったが、特殊要因を除けば増益だった。安く推移する場面がみられたものの、中盤から上げ幅を広げている。
 セクター別では、自動車が高い。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が10.8%、東風汽車集団(489/HK)が4.0%、広州汽車集団(2238/HK)が3.3%、北京汽車(1958/HK)が2.5%ずつ上昇した。産業支援の動きが引き続き手がかりになっている。国務院常務会議では、自動車購入税を段階的に削減していく方針が確認された。
 海運・空運セクターも物色される。中遠海運能源運輸(1138/HK)が6.7%高、海豊国際HD(1308/HK)が1.7%高、中国国際航空(753/HK)が2.7%高、中国東方航空(670/HK)が1.5%高で引けた。
 石炭・石油セクターもしっかり。エン鉱能源集団(1171/HK)が3.5%高、中国中煤能源(1898/HK)が3.2%高、中国神華能源(1088/HK)が1.4%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.8%高で取引を終えた。
 他の個別株動向では、ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.4%高。1〜3月期決算は純損失を計上したものの、赤字幅が前年同期から大幅に縮小したことを好感した。
 半面、上述したネットイースや快手科技などを除いたネット関連株は総じてさえない。動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が4.3%安、オンラインゲーム事業・アプリケーション・ソフト開発の金山軟件(キングソフト:3888/HK)が2.8%安、インターネット検索中国最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が1.5%安と値を下げた。キングソフトに関しては、1〜3月期決算の15%減益も嫌気されている。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.19%高の3107.46ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。インフラ建設関連株、運輸関連株、エネルギー株、公益株、インフラ関連株、素材株、医薬品株、不動産株、銀行株、ハイテク株なども買われた。



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