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2023/01/13 16:30

中国大引:上海総合1.0%高で続伸、金融株相場けん引 無料記事

 13日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比31.86ポイント(1.01%)高の3195.31ポイントと続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。中国のリオープン(経済再開)進展や、当局の景気テコ入れスタンスで、国内経済が早期に持ち直すと期待されている。人民元高の動きもプラス。米金利低下を受け、外国為替市場でオフショア人民元(対米ドル)は上昇基調を強めた。12月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化する中、米債券市場では米10年債利回りが急低下している。中国指標もそれほど悪くない。取引中に公表された昨年12月の中国貿易統計は、ドル建ての輸出と輸入がマイナス成長を強いられたものの、減少率は予想より小幅だった。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が相場をけん引。中国平安保険(601318/SH)が2.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.5%高、中国銀行(601988/SH)が1.3%高、中信建投証券(601066/SH)が6.4%高と値を上げた。
 消費関連株も総じて高い。百貨店の王府井集団(600859/SH)が7.9%、小売の上海百聯集団(600827/SH)が6.5%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.2%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.8%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が2.9%、家電の海爾智家(600690/SH)が2.5%ずつ上昇した。医薬品株、運輸株、エネルギー株、インフラ建設関連株、素材株なども買われている。
 半面、ITハイテク株はさえない。光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が1.6%、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が1.2%、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が1.1%ずつ下落した。発電・電力設備株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.17ポイント(0.41%)高の287.22ポイント、深センB株指数が13.07ポイント(1.12%)高の1179.91ポイントで終了した。


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