12日の本土マーケットは値下がり。日本時間の午前10時39分現在、主要指標の上海総合指数は前日比33.31ポイント（1.12％）安の2935.20ポイントと続落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が2.40ポイント（1.01％）安の235.06ポイント、深センB株指数が8.33ポイント（0.90％）安の913.66ポイントで推移している。
　世界景気の悪化懸念が強まる流れ。欧州や米国で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、世界保健機関（WHO）のテドロス事務局長は11日、パンデミック（世界的流行）を宣言している。また、トランプ米大統領は日本時間12日午前10時に演説し、英国を除く欧州からの渡航を30日間停止させる方針を明らかにした。ヒトとモノの移動制限が強化され、世界のサプライチェーンが混乱するとの警戒感が広がっている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国国旅（601888/SH）が2.9％、海天味業（603288/SH）が2.9％、安徽海螺セメント(600585/SH）が2.1％、中国人寿保険（601628/SH）が2.0％、上海汽車集団(600104/SH)が2.0％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.9％など。


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