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2020/08/17 10:42

上昇、ハンセンは56ポイント高 無料記事

ハンセン指数      25238.85  +55.84 +0.22%
中国本土株指数(旧H株指数) 10305.85 +39.39  +0.38%
レッドチップ指数 4130.42 -5.25 -0.13%

 週明け17日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が3日ぶりに反発している。中国の政策期待が支え。足元で公表された経済指標が総じて期待外れな内容となるなか、逆に「当局は景気対策を強める」との見方につながっている。本土株が続伸で始まったことも好感された。
 ただ、上値は重い。米中関係を巡る警戒感がくすぶっている。トランプ米大統領は14日、中国IT大手の北京字節跳動科技(バイトダンス)に対し、同社が運営するショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を90日以内に売却するよう正式に命じた。また、週末(15日)に予定されていた「第1段階の通商合意」に関する米中閣僚級協議が無期限に延期されたと伝わったことも懸念されている。
 主要銘柄の値上がり率は、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.5%、華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド:1109/HK)が1.7%、中国平安保険(2318/HK)が1.5%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が1.4%など。
 一方、指数採用が決まった銘柄の一角が急伸。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は14日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表し、ハンセン指数の構成銘柄に、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、薬明生物技術(ウーシーバイオロジック:2269/HK)、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)を採用した。うち、薬明生物技術は4.5%高、小米集団は3.6%高で推移している。


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