29日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.10ポイント（0.10％）高の2957.81ポイントと3日続伸している。
　前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国当局の景気支援スタンスがプラスだ。中国人民銀行（中央銀行）は28日、四半期ごとに開催する金融政策委員会後の声明で、マクロ経済政策の調整を強化すると発表した。流動性を適度に保ちつつ、合理的な信用拡大によって経済を下支えする方針を示している。それより先に公表された第14次5カ年計画（2021〜25年）の中間報告では、内需拡大で景気回復を目指す方針――などが確認された。
　主要銘柄の値上がり率は、西南証券（600369/SH）が3.5％、彩虹顕示器件（600707/SH）が2.2％、上海錦江国際酒店発展（600754/SH）が2.1％、安徽江淮汽車集団（600418/SH）が1.1％、中国船舶工業(600150/SH)が1.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.59ポイント（0.26％）高の228.86ポイント、深センB株指数が0.14ポイント（0.01％）安の1079.41ポイントで推移している。


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