ハンセン指数 　 　 　　　　　　15823.04 +256.83 +1.65％
中国本土株指数（旧H株指数） 5317.10 +93.62 +1.79％
H科技（テック）指数 　　　　　 3152.26 +86.31 +2.82％

　2日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。米中の長期金利低下が好感される流れ。米労働市場の軟化がインフレ圧力を緩和するとの見方が広がり、昨夜の米債券市場では米10年債利回りが約1カ月ぶりの低い水準を付けている。中国債券市場では、中国10年債利回りが過去最低水準で推移。一部のアナリストは、「中国人民銀行（中央銀行）は今年前半に利下げする」と予想した。中国の景気支援スタンスに対する期待感も持続。財政部の王東偉・副部長らは1日の記者会見で、「今年も景気対策の支出を継続していく」と強調している。また、中国人民銀行（中央銀行）が1日に発表したデータによれば、人民銀の担保付き補完貸出（PSL）による政策銀行への融資残高は今年1月、2カ月連続で増加した。PSLは都市再開発に向けた資金供給となるため、インフラ・不動産支援を強化したとみられている。
　個別では、新興EV（電気自動車）メーカーの理想汽車（リ・オート：2015/HK）が7.6％高。同社の1月納車は3万台を超え、前年比で倍増した。ほか、主要銘柄の値上がり率は、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス：175/HK)が5.0％、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス：968/HK)が4.8％、中升集団HD(ヂョンシェン・グループ・ホールディングス：881/HK)が4.7％、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント：1997/HK)が3.8％など。


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