ハンセン指数 　 　 　　　　　　17301.44 　 -97.29 -0.56％
中国本土株指数（旧H株指数） 5945.71 　 -33.30 -0.56％
H科技（テック）指数 　　　　　 3796.57 　 -9.53 -0.25％

　週明け30日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。外部環境の不透明感が嫌気される流れ。中東地域の地政学リスクが高まっている。イスラエルのネタニヤフ首相は28日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区での地上作戦について、「戦争は第2段階に入った」と表明した。戦いは長期化するとも述べている。
　このほか、香港の陳茂波（ポール・チャン）財政長官は地政学リスクの高まりなどを背景に、2023年第3四半期の域内総生産（GDP）成長率が従来予想よりも鈍化する見通しを示した。また、中国であす31日、10月の製造業購買担当者景気指数（PMI、国家統計局などが集計）が公表されることも気がかり材料として意識されている。
　個別では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD（ENNエナジー：2688/HK）が7.9％安。同社は27日引け後、1〜9月期の天然ガス小売販売量が前年同期比で5％減少したことを明らかにした。ほか、主要銘柄の値下がり率は、国薬HD(サイノファーム・グループ：1099/HK)が3.2％、招商銀行(チャイナ・マーチャンツ・バンク：3968/HK)が2.7％、申洲国際集団HD(シェンヂョウ・インターナショナル・グループ・ホールディングス：2313/HK)が2.0％、HSBC(5/HK)が2.0％など。


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