16日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前日比17.79ポイント（0.56％）安の3158.39ポイントと4日続落している。
　前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。このところ低調な経済指標の発表が相次ぎ、中国景気の先行きが不安視されている。15日公表された7月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって大幅に下振れた。英金融大手バークレイズのアナリストは15日、中国の2023年国内総生産（GDP）伸び率予想を4.9％→4.5％に引き下げている。人民元安の進行も逆風。外国為替市場では対米ドルの人民元安に拍車がかかり、足元では昨年11月以来の水準で推移している。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.6％、中国南方航空（600029/SH）が1.3％、中国郵政儲蓄銀行（601658/SH）が1.2％、中国交通建設（601800/SH）が1.2％、中信証券（600030/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.15ポイント（0.43％）安の267.02ポイント、深センB株指数が1.03ポイント（0.09％）安の1174.97ポイントで推移している。


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