17日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比6.72ポイント（0.22％）安の3044.21ポイントと続落している。
　投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中対立の改善期待がやや後退している。米中首脳会談では、ハイレベルの軍事対話を再開させることで合意したが、台湾海峡や輸出規制などで隔たりは大きかった。また、バイデン米大統領は会談後の記者会見で、習近平・国家主席を再び「独裁者」と発言。これに対し、中国外交部の毛寧・副報道局長は16日の記者会見で、「極めて無責任な発言」と猛反発した。
　主要銘柄の値下がり率は、烽火通信科技（600498/SH）が3.0％、中海油田服務（601808/SH）が1.3％、福莱特玻璃集団（601865/SH）が1.2％、人民網（603000/SH）が1.2％、中国石油天然気（601857/SH）が1.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.38ポイント（0.16％）高の232.37ポイント、深センB株指数が1.99ポイント（0.18％）安の1079.64ポイントで推移している。


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