ハンセン指数 　 　 23304.34　 -299.14 -1.27％
中国本土株指数（旧H株指数） 9522.22 -72.55　 -0.76％
レッドチップ指数 3572.79 -19.32 -0.54％

　1日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。米株安を嫌気した売りが先行。米景気の悪化懸念が強まるなか、昨夜の米株市場では主要指標のNYダウが1.8％安と反落した。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）により、米経済成長率が4〜6月期に年率換算でマイナス34％に落ち込むと予測している。米ジョンズ・ホプキンス大学の最新データによれば、米国全体の新型コロナ感染者数は世界最多を更新。当局の感染拡大抑制策により、経済活動の停滞が長引くとの見方も広がった。
　ただ、大きく売り込む動きはみられない。中国の景況感改善や、経済対策の強化などが相場を下支えしている。
　主要銘柄の値下がり率は、HSBC(5/HK)が9.2％、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ：1093/HK)が2.2％、華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド：1109/HK)が2.0％、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント：1997/HK)が1.9％、金沙中国(サンズ・チャイナ：1928/HK)が1.8％など。うちHSBCは1日、2020年中の配当実施を見合わせる方針を表明している。


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