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2023/12/06 11:03

本土株:上海総合は0.4%安で続落、上海B株は0.2%高 無料記事

 6日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比11.96ポイント(0.40%)安の2960.34ポイントと3日続落している。
 投資家の慎重スタンスが続く流れ。影の銀行(シャドーバンキング)や不動産デベロッパーの債務問題が依然としてくすぶっているほか、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスなどが引き続き重しとなっている。人民銀は6日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で1980億人民元を市中から吸収した。人民銀は先週後半から、連日で市中から資金を吸収している。資金の流動性低下も警戒された。信用格付け引き下げも逆風。財政および経済状況に下振れリスクがあるとして、格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは5日、中国の信用格付け見通しを「安定的(ステーブル)」から「弱含み(ネガティブ)」に引き下げた。もっとも、下値は限定的。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、前日は10月24日以来の安値を付けたとあって、値ごろ感も強まっている。
 主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気(601857/SH)が2.6%、中国銀行(601988/SH)が2.0%、中国電信(601728/SH)が1.6%、中国神華能源(601088/SH)が1.4%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.56ポイント(0.25%)高の225.99ポイント、深センB株指数が1.64ポイント(0.15%)高の1069.52ポイントで推移している。


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