2日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比8.42ポイント（0.30％）高の2779.16ポイントと5日ぶりに反発している。
　中国の景気支援スタンスが投資家心理を上向かせる流れ。財政部の王東偉・副部長らは1日の記者会見で、「今年も景気対策の支出を継続していく」と強調している。また、中国人民銀行（中央銀行）が1日に発表したデータによれば、人民銀の担保付き補完貸出（PSL）による政策銀行への融資残高は今年1月、2カ月連続で増加した。PSLは都市再開発に向けた資金供給となるため、インフラ・不動産支援を強化したとみられている。中国長期金利の低下もプラス。中国10年債利回りが過去最低水準で推移する中、一部のアナリストは、「中国人民銀行（中央銀行）は今年前半に利下げする」と予想した。
　主要銘柄の値上がり率は、保利発展控股集団（600048/SH）が2.3％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が2.0％、無錫薬明康徳新薬開発（603259/SH）が1.8％、仏山市海天調味食品（603288/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.82ポイント（0.33％）高の246.76ポイント、深センB株指数が1.27ポイント（0.13％）高の999.44ポイントで推移している。


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