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2023/08/28 10:46

急反発、ハンセンは421ポイント高 無料記事

ハンセン指数           18377.33  +420.95 +2.34%
中国本土株指数(旧H株指数) 6339.64  +164.35 +2.66%
H科技(テック)指数       4182.39   +123.44 +3.04%

 週明け28日の香港マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標のハンセン指数が急反発している。投資家心理が上向く流れ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)講演を受け、米金融政策の不透明感がやや後退した。講演内容は想定通りの見方が多い。年内にもう一回の利上げが実施されるとの確率が高まったが、今回の利上げサイクルはそれで終了するとの見通しだ。中国経済対策の期待感も根強い。当局は断続的に支援策を打ち出している。足元では、関連当局が住宅ローン規制の緩和に踏み切る見込みだ。なお、27日に公表された今年7月の中国工業企業利益は前年同期比で6.7%縮小したものの、減少率は6月の8.3%減から改善している。
 主要銘柄の値上がり率は、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が6.2%、香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が5.6%、龍湖集団HD(ロンフォー・グループ・ホールディングス:960/HK)が5.0%、中国平安保険(ピンアン・インシュアランス(グループ)チャイナ:2318/HK)が3.9%、網易(ネットイース:9999/HK)が3.8%など。
 一方、流動性危機に直面する不動産デベロッパー大手の中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ:3333/HK)は約1年5カ月ぶりに株式売買を再開。前営業日比85%安で推移している。


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