27日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時40分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.88ポイント（0.19％）高の3108.16ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国景気の持ち直し期待が強まる流れ。朝方公表された8月の工業企業利益が17.2％増加し、前月の6.7％減から改善した。また、外国為替市場で、対米ドルの人民元安が一服していることも買い安心感につながっている。ただ、上値は重い。これから公表される経済指標の内容が気がかりだ。29日に9月の財新中国製造業PMI（民間集計）、財新中国サービス業PMI（同）、30日に9月の製造業PMI（国家統計局などが集計）、非製造業PMI（同）などが予定されている。
　主要銘柄の値上がり率は、中国電力建設（601669/SH）が4.2％、薬明康徳（603259/SH）が2.9％、福莱特玻璃集団（601865/SH）が1.9％、仏山市海天調味食品（603288/SH）が1.7％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.12ポイント（0.05％）安の235.15ポイント、深センB株指数が4.15ポイント（0.37％）高の1117.01ポイントで推移している。


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