28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.95ポイント（0.20％）安の2987.19ポイントと続落している。
　前日の軟調地合いを継ぐ流れ。米中対立の激化懸念がマイナス材料だ。イエレン財務長官は27日、中国政府に対し、電気自動車（EV）などの過剰生産を見直すよう求めると講演で述べている。米メディアによれば、イエレン氏は4月にも中国も訪問する見通しだ。
　銀行株が下げを主導。通期決算が1％増益にとどまり、利ざや縮小で利息収入が減少した中国工商銀行（601398/SH）が1.9％安と売られている。同じく利ざや縮小の交通銀行（601328/SH）が2.0％、中国農業銀行（601288/SH）が1.7％、中国銀行(601988/SH）が1.6％、中国郵政儲蓄銀行（601658/SH）が1.4％ずつ下落している。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント（0.12％）高の249.14ポイント、深センB株指数が0.01ポイント（0.00％）高の1080.06ポイントで推移している。


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