ハンセン指数 　 　 　24000.71　 -144.63 -0.60％
中国本土株指数（旧H株指数） 9690.31 -34.39　 -0.35％
レッドチップ指数 3701.11 -19.01 -0.51％

　16日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。投資家のリスク回避スタンスが続く。米国では昨夜、景気指標の急激な悪化が相次いだ。新型コロナウイルス感染拡大が顕在化した3月の経済統計では、米小売売上高が前月比で8.7％減少し、過去最大の減少率を記録。製造業生産指数は6.3％低下し、1946年以来の大幅な落ち込みとなった。これに先立つ14日、国際通貨基金（IMF）は世界経済見通し（WEO）を更新し、2020年の世界成長率をマイナス3.0％に大幅下方修正（1月時点はプラス3.3％）。新型コロナウイルス感染防止の大規模なロックダウンが世界に広がった事態などを注視し、1930年代の大恐慌以来で最悪の景気後退になると予測している。
　主要銘柄の値下がり率は、HSBC(5/HK)が2.6％、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント：1997/HK)が2.2％、中国旺旺HD(ワン・ワン・チャイナ・ホールディングス：151/HK)が2.1％、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ：669/HK)が1.7％、中国人寿保険(チャイナライフ：2628/HK)が1.5％など。



内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。