12日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時46分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.06ポイント（0.11％）高の2889.71ポイントと続伸している。
　中国の金融緩和が期待される流れ。中国人民銀行（中央銀行）の幹部は、公開市場操作（オペ）や中期流動性ファシリティ（MLF）、預金準備率などの金融政策ツールを活用し、与信の合理的な増加を支援する方針を示している。一部のアナリストは、早ければ1月中にも利下げする可能性があると分析した。なお、朝方公表された中国の12月物価統計は、消費者物価指数（CPI）がマイナス0.3％（予想はマイナス0.4％）、生産者物価指数（PPI）がマイナス2.7％（予想はマイナス2.6％）で着地している。
　主要銘柄の値上がり率は、中遠海運能源運輸（600026/SH）が3.1％、薬明康徳（603259/SH）が2.6％、常州星宇車灯（601799/SH）が2.1％、上海国際港務（600018/SH）が1.7％、国投電力（600886/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.25ポイント（0.11％）安の223.94ポイント、深センB株指数が0.72ポイント（0.07％）高の1046.83ポイントで推移している。


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